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赤とんぼ

赤とんぼというのは、
「アカトンボ 」という一つの種ではなくて、
いろんな種類があるんですね。
困りますね。

いえ、別に、
ただ眺めるだけなら困らなくてもいいんですが、
こうしてブログに載せるとなると、
いい加減なことは書けませんからね。
一応全世界77億人(2019年推定)に向けて発信するわけですからね。

で毎年、
赤とんぼを載せるたびに名前調べをしてるんですが、
難しいんですね、見分けが。
同じ種でもオスとメスで違うし、
若いのと成熟したのとでも違うし、
さらに夏型と秋型があったり・・・。

まあ、77億人に発信しても、
見てくださるのは20人くらいですからね、
そんなに真剣にならなくてもいいんですけどね(コラコラ!)。

ということで、
今年も一応調べましたが、
去年調べたことはみんな忘れてますからね、
甚だ心もとない限りです。
間違いとかなにかお気付きの点がありましたら、
ご教示くださいますよう、
お願い申し上げます。





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多分リスアカネ(りす茜)トンボ科アカネ属

シロートのおっさんには、
翅の先が黒いかどうかが一番の見分けのポイント。
翅の先が黒くて、
胸が黄色いというのを根拠に、
リスアカネかと思います。

「リス」というのはスイスのトンボ学者の名前に由来するそうです。
「由来する」と言われてもねぇ〜、
その外国のトンボ学者が、
我が日本国の可愛い赤とんぼにどう由来したというのか、
あちこち見ても「由来する」としか書いてない。
おっさんは納得がいかないぞ!





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多分マユタテアカネ(眉立茜)トンボ科アカネ属

顔面に眉のような模様があるからマユタテアカネ、
ということですがこれが眉って無理がありません?
鼻の穴にしか見えませんが・・・。

よくこんな風に枝の先に止まっているので、
赤とんぼの中では一番よく見かける気がします。




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きちんと前から鼻の穴(眉だって)を撮ってれば良かったんですが、
それを撮ってないとなると難しい。
マユタテアカネのメス?
にしては胸の模様がクッキリしてるようだし、
未成熟のオス?

はたまたナツアカネのメス?未成熟のオス? 
ヒメアカネ?
結局分かりません。






赤とんぼ_e0414863_19265113.jpg
多分ネキトンボ(根黄蜻蛉)トンボ科アカネ属

全身赤いのでショウジョウトンボかと思いましたが、
翅の付け根が橙色なので恐らく根黄(ネキ)トンボ。

こういうのって漢字で表記するから分かることですよね。
虫の和名はカタカナ表記が正式だとしても、
漢字があるものは漢字を併記すればいいじゃないか!
と思うんですがね〜。
ネットではたいていカタカナばかりですね。
なぜ?





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ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)♂ トンボ科ショウジョウトンボ属

猩々のように赤いからショウジョウトンボ。
これも翅の付け根が橙色というか赤いですが、
それよりなにより胴体のペタッとした感じが独特ですね。

これはアカネ属じゃないから赤とんぼじゃない、
なんて言われますが、
いいんじゃないですか?
赤とんぼより赤いんですから、
目玉まで赤いんですから、
文句あっか?






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多分ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)トンボ科ウスバキトンボ属

これもアカネ属ではありませんが、
盆の頃からやたら群れて、
弱々しくフワフワ飛んでいるのがこれです。

ずいぶん南の方で生まれるらしいですよ。
で、生まれるとなぜかみんな北を目指すそうです。
そうやって日本にも飛んで来て、
日本で生まれた子たちもまた北を目指して、
でも、寒さに弱いから結局はみんな死滅。
それでも南へ帰ることはせず、
ただただ北へ向かうんだとか。

決して辿り着けない北の彼方に、
ひょっとしたらまだ見ぬ楽園があるんじゃないか?
いつか誰かがそこへ辿り着いて、
新しい繁栄の地が拓かれるんじゃないか?
と種族全体で北を目指す・・・、
無効分散と言われる、
不思議でちょっと哀しい習性。





赤とんぼ_e0414863_19300896.jpg
ベニイトトンボ(紅糸蜻蛉)イトトンボ科キイトトンボ属

これももちろん赤トンボではありませんが・・・。
マユタテアカネを撮ってるすぐ横で、
「オレダッテ アカイゼ」とずっと待ってましたから、
シメに参加してもらいましょう。
準絶滅危惧種です。
貴重なんです、
エライんです。



ということで、
2021年度秋の赤トンボ祭り(え?祭りだったのか?)、
盛り上がりのないままに、
これにて閉幕です。







Commented by korurisuki at 2021-09-12 19:47
こんばんは。
漢字だと分り易いと言うか
覚え易いきがしますよね。
教えてもらってもすぐに忘れてしまいます。
Commented by manyouka at 2021-09-12 19:47
本当にややこしいです。在庫が有ってもほとんどお蔵入り。

わかるのは猩々蜻蛉と紅糸蜻蛉くらいです。
Commented by burantei at 2021-09-12 20:43
> korurisukiさん
コメント有難うございます!!
読めはしても書けない字が多いんですが、
それでもやはり、
漢字のある国で良かったと思いますね。

毎日かわいい美しい鳥さん達を見せて下さり、
有難うございます。
Commented by burantei at 2021-09-12 20:47
> manyoukaさん
トンボでもキノコでもなんでも、
あんまりキチンと見分けようとすると、
苦痛になってしまいますからね。
まずは「ああ、かわいい」と思えたら、
それだけでいいことにしたいですね。
Commented by 瑞閏 at 2021-09-12 20:55 x
外国人に由来する名前としてはシュレーゲルアオガエルとかオーストンヤマガラとかもありそうで、紛らわしいですね(笑)。
Commented by burantei at 2021-09-13 19:08
> 瑞閏さん
愛らしい日本の小動物達の名前が、
紅毛碧眼の蛮夷に由来するとは!
などと・・・、
いえ、
別に尊王攘夷の志士ではないんですけどね(^^;)。
by burantei | 2021-09-12 19:36 | 草花・自然 | Comments(6)

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