2021年 04月 12日
緑の季節
桜が散ったと思ったら、
回り舞台のように、
あっという間に場面が変わり、
美しい緑の季節の出現です。
緑色の光を反射するから緑色に見えるんだといいますが、
それはただの理屈で、
植物たちは、
その内側から、
緑の光を発しているように見えます。
緑という言葉は、
「瑞々しさ」が語源という説があります。
英語のgreen(緑)も、
grass(草)やgrow(育つ)から来ているとか。
あとからのこじつけなのかもしれませんが、
でもすんなりと納得できそうな説です。
セントウソウ(仙洞草)セリ科セントウソウ属
ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科キケマン属
(シロヤブケマン(白藪華鬘)かもしれません。)
タニギキョウ(谷桔梗)キキョウ科タニギキョウ属
この時期の山道の、
少し湿気のあるところなんかにひっそりと、
なんとも慎ましやかに、
寄り集まっています。
小さくても開けばちゃんとキキョウのカタチ。
ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科ヒメウズ属
きちんと自己主張するような、
はっきりした花の多いキンポウゲ一族の中では、
このヒメウズ、
生きづらいんじゃないでしょうか?
それでますますうつむいてしまうんでしょうか?
ガンバレヨ!
ひそやかな小さな庭園。
ピンボケになってしまいましたが、
岩の尾根を行く苔の花の行進。
ということで、
緑の季節の、
ちょっと湿気の多い散歩でした。
by burantei
| 2021-04-12 19:03
| 草花・自然
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