2020年 07月 17日
散歩の花【7月】
まだ梅雨明けとはいかないんでしょうが、
昨日今日と雨は小休止。
と思ったら今度は暑くて暑くて、
それはそれで大変。
なんて、
もう世の役に立ってない年寄りが、
あまり不満を言ってはいけませんね。
ということで隠居の爺さんは、
山へ花撮りに。
忙しい皆様の、
ちょっとした息抜きになれば、
幸いです。
▲ひっそりとつつましやかな、なんかの蕾。
姫百合?小鬼百合?
さて、なんの花が咲くんでしょう?
▲ガマ(蒲)ガマ科ガマ属
夏ですね〜!
▲ボタンクサギ(牡丹臭木)シソ科クサギ属。
これはまだ蕾ですが、
私はこの蕾の時期が好き。
6月終わり頃の撮影ですから、
今ではクサギにそっくりの花を咲かせてることと思います。
▲アキノタムラソウ(秋の田村草)シソ科アキギリ属
「秋の」と言ったって6月から咲いてますし、
そもそも「田村」って・・・、誰?
ちょっと調べてみましたが由来は不明。
不思議な名前です。
▲コムラサキ(小紫)シソ科ムラサキシキブ属
こちらは草でなくて木ですけど、
シソ科ということで、
上ふたつのシソ科に続いてここに置かせていただきましょう。
▲ネジバナ(捩花)ラン科ネジバナ属
こちらは誰が見ても納得、
誰が名付けてもネジバナと名付けそう。
▲タシロラン(田代蘭)ラン科トラキチラン属
え?これも花?という雰囲気ですが、
ネジバナと同じラン科のなかま。
葉緑素を持たない腐生植物です。
明治39年田代善太郎さんという植物学者が発見したので、
この名が付いたそう。
▲ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)アヤメ科ヒオウギズイセン属
ずっと「緋扇」と思ってましたが、「檜扇」なんですね。
そもそも檜扇という、檜で作った扇がありまして、
その扇を広げたようなカタチに葉っぱを広げるところから、
檜扇と名付けられた植物がありまして、
その檜扇の花に似てて、でも少し小さいから姫をつけようか?
ということで「姫檜扇水仙」という名になった、
という、説明する方も聞いてる方も疲れる話。
▲コマツナギ(駒繋)マメ科コマツナギ属
この名前、
馬がつなげるほど丈夫な木だからコマツナギだ、
と説明されてることが多いようですが、
とてもとても、そんな頑丈な植物には見えません。
言ってる人は、馬をつないでみた上で言ってるんですかね?
Wikipediaに「葉が馬の好物であり、馬がこの木から離れなくなるためとする説がある」
とのことで、そちらの方が納得できそうですが、
誰か馬に食べさせてみたんですかね?
▲マンネングサ(万年草)の仲間 ベンケイソウ科マンネングサ属
しばらく水をやらなくても丈夫で長持ちするから万年草。
なるほどね、いいですよ。
いくらおっさんがひねくれてるからって、
誰か1万年育ててみたんですかね?なんてことは言わない。
▲ヤブガラシ(藪枯らし)ブドウ科ヤブガラシ属
別名ビンボウカズラ(貧乏葛)。
この赤いのは花盤というやつで、
その上にオシベが4本、メシベが1本。
じゃあ、花びらはどこだ?というと、
花盤の下の4枚の薄緑色のものが花弁なんだそう。
地味〜!
▲ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科ヘクソカズラ属
そんなに悪臭とも思えませんがね?
サオトメバナ(早乙女花)という別名を定着させるのは、
無理ですかね?
▲ワルナスビ(悪茄子)ナス科ナス属
少し上のヤブガラシ=ビンボウカズラあたりから、
どうもひどい名前が続きますね。
頑張れ、悪茄子!名前に負けるな!
なんて応援したくなりますが、
茎や葉には棘がある、実には毒がある、
一度生えたらどこまでもはびこって駆除が大変!
なんだそうで、
無責任に応援しちゃあいけませんネ。
▲キキョウ(桔梗)キキョウ科キキョウ属
ということで、
最後は古くから歌に詠まれ愛されてきた、
これぞ日本の花、桔梗!
でも今ではなんと絶滅危惧種なんだそうです。
そんなことで大丈夫なのか?日本!!
なんて、
天下国家のことはいいから、
自分のことを心配しろよ、
おっさん。
ハイ、
おっしゃる通りです。
シュン・・・。
ではまた。
by burantei
| 2020-07-17 20:24
| 草花・自然
|
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