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猫に灯が燈る

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ブランは9歳半、
まだまだ老猫ではないのに、
この頃動きがおぼつかなくなった。
高い所に登れなくなって、
床で寝てばかりいる。

獣医さんは、
体が弱ったのではなく、
脳神経の不具合だろうと言う。



脳に異常があるというのは、
9年前、
ブランが来た時から指摘されていた。
頭がフラフラして、
ジャンプもできず、
膝に抱くとただじっと抱かれている猫だった。


その障害が治ったわけではないだろうが、
やがてジャンプも出来るようになり、
障害を感じさせることはなくなった。
むしろ人一倍(猫一倍)敏捷な猫になった。
どんな灯がブランの中に燈ったのか。

猫じゃらしで狩りをさせると、
動かす先を読んで瞬時に的確に捉える。
本気でやってもいつも人間が負けた。


じっと抱かれているなんてことはなくなった。



1年後にルテンが来ると、
今度は母性本能のスイッチが入った。
粗暴なじゃじゃ馬が、
穏やかで優しい母さんになった。



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これは数日前の光景。
寝ているブランにルテンがくっつく。





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グルーミングする。





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ブランもお返し。





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子猫返りしたのか?
ブランの尻尾で遊ぶルテン。





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これは昔の光景。
ルテンが来たばかりの頃。




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よくこんな風に遊ばせてた。





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ブランとルテン、
お互いが相手に灯を燈した。





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押さえ込まれていた障害が、
頭をもたげてきたらしい。
ぐるぐる回りも頻繁になった。
もともと耳が聴こえないのに、
今では視力まで落ちているようだ。



だからせっせと撫でてやる。
ずっと膝に抱かれなかった猫が、
また膝に抱かれる猫になった。



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Commented by ことりのす at 2020-06-27 13:15 x
ブランちゃん・・・
写真ではしっかりして見えるのに・・・
きっと不安でしょうね・・・
見ているブラン亭さんも辛いと思います・・・
わたしも辛いです
Commented by burantei at 2020-06-27 19:39
> ことりのすさん
ご心配いただき恐縮です。
獣医さんはブランの眼を見て「本人はそんなに辛くないんだと思いますよ」とおっしゃいます。
きっとそうなんだろうとカイヌシも思います。
今日は、50センチくらいのところを、ヒョイッと上がりました。
気迫も食欲もブランのまま、まだまだ大丈夫です。
どうぞご安心なさって下さい。
ありがとうございます。
by burantei | 2020-06-24 18:07 | ねこ | Comments(2)

猫と本と音楽と野歩き写真

by burantei