2020年 06月 05日
ちょっと変わり者?
え〜、
私は、
学校であれ会社であれ、
なにかの集団に入ると、
いつのまにか変わり者として片隅の少数派になっているという、
そういう人生を歩んでまいりました。
まあ、それが楽で自然で心地良くもあったわけですから、
それはそれでいいんですが・・・。
ということで本日は、
まあキレイ!あらカワイイ!などと、
市井の人々からチヤホヤされることもなく、
それでもワタシはワタシと我が道を行く、
偏屈と言いますか突飛と言いますか個性的と言いますか、
そんなちょっと変わり者の植物達をご紹介。
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)サトイモ科
マムシグサ(蝮草)だと思ってましたが、
マムシグサのなかまにもいろいろあるそうで、
その中のミミガタテンナンショウというのらしい。
ちょっと異様なオーラを発揮してますが、
よく見るとなかなかシックな柄ですね。
花のように見えるこれは仏炎苞(ぶつえんほう)といい、
サトイモ科の特徴。
実は皆様方のお好きなミズバショウ(水芭蕉)もサトイモ科で、
あの一見花に見える白いのも仏炎苞です。
マムシグサとミズバショウ、
ごく近いお友達だったのネ。
(4月11日撮影)
ギンリョウソウ(銀竜草)ツツジ科ギンリョウソウ属
葉緑素を持たない白い体で、別名ユウレイタケ。
栄養はベニタケ類の菌糸からいただいてますということで、
一応は植物のくせに菌類の上前をはねるとは・・・と驚きますが、
それにしてもこれがツツジ科というのにも驚きますね、
いったいなにが分類の基準なんだか。
旧分類ではイチヤクソウ科とかシャクジョウソウ科とかに入ってたとのことで、
まあ、どこに行っても君はちょっと場違いなんじゃね?と言われ、
落ち着く場所もなくさすらっていたところを、
心の広いツツジ科がそんなんだったらオレんとこおいでよ、
と誘ってくれたとか、そんな話か?
(5月6日撮影)
イタチハギ(鼬萩)マメ科イタチハギ属
初めて見ました。
この穂をイタチの尾に見立ててイタチハギ、
別名クロバナエンジュ(黒花槐)。
北アメリカ原産で、
荒れ地を回復させる働きがあるとかで、
砂防用,護岸用などにひところせっせと輸入されたものの、
世の中が落ち着いてこれからはエコだ、
環境保護だ、意識の高まりだなどと言われるようなり、
今となっては生態系を乱すとかで、
要注意外来生物に指定されてるそうです。
ナンダカネ。
(5月30日撮影)
シェフレラ(カポック)ウコギ科フカノキ属
ヤドリフカノキ(宿り鱶の木)とかホンコンカポックとか、
いろんな名で呼ばれてるようです。
これ、うちの隣のお宅にあるやつでして、
ですから何十年と見てたはずなんですが、
こんな花が咲いたのは初めて見た気がします。
なんだかすごい迫力でしょう?
実際10~20年ほどの古木になってからやっと花を咲かせるとかで、
なかなか見られる機会はないそうです。
ということでここで見られたあなたはラッキー。
(5月17日撮影)
シシガシラ(獅子頭)シシガシラ科ヒリュウシダ属???
この放射状に葉を広げるカタチや葉の感じ、
斜面に生えるということなどからシシガシラ?としましたが、
さてどうでしょう?
その気で見れば、
確かに公衆浴場にある、
あのお湯の出るライオンの顔のような・・・。
(5月31日撮影)
ということで、
以下、写真は撮ったものの、
植物ではないし虫でもないし・・・、
と行き場のなかったカタツムリ2種をこの機会に。
ツクシマイマイ(筑紫蝸牛)オナジマイマイ科
筋は1本ですが多分ミスジマイマイ(三筋蝸牛)、
と思いましたがミスジマイマイは九州にはいないそうなので、
ツクシマイマイかな?と。
昔はどこにでもいたカタツムリ、
特にウスカワマイマイ(薄皮蝸牛)なんか、
掃いて捨てるほどいたはずですが、
もうここ何年も見てないように思います。
コベソマイマイ(小臍蝸牛)ナンバンマイマイ科
コベソマイマイは、
裏側のくぼみと言いますか中心と言いますか、
そこが小さいからコベソマイマイ。
ということなんですが、
そんなこととはつゆ知らず、
裏は確認しませんでした。
ので、コベソかどうかは不確定。
ということで、
すっかり蒸し暑くなりました。
九州南部は5月30日に梅雨入りが発表され、
ここいらももうじき梅雨入りですね。
ただでさえ体調管理の大変な時期です。
さらに今年はコロナも油断できません。
どうぞお気をつけられますように。
by burantei
| 2020-06-05 19:00
| 草花・自然
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