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フデリンドウとタツナミソウ

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この時期、野を歩く楽しみのひとつが、
こんな小さな紫色の花。
ハルリンドウ?
フデリンドウ?




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1本の茎からいくつかの花が咲いてますから、
多分フデリンドウ(筆竜胆 リンドウ科リンドウ属)でしょう。
ハルリンドウは1本の茎に花はひとつだけだそうです。





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天気が悪い時は花を閉じてるそうですが、
さて、これは閉じてるんでしょうか?
まだつぼみなんでしょうか?





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咲きました!





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閉じててもこの螺旋状の模様がきれいですね。





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咲きました!





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リンドウ科の花は、
個々の花が雄性期から雌性期へ移行するんだそうですが、
フデリンドウは雄性期の後は両性期になり、
雌性期はないそうです。
ということで雌しべも雄しべもしゃんとしてるこの状態が、
多分両性期?

おっさん、
ただノホホンと花を眺めるだけで、
こういうことは苦手なんですがね、
まあ、たまにはちょっとお勉強。





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こちらも野道の脇にひっそりと咲く、
小さな紫色の花、
タツナミソウ(立浪草 シソ科タツナミソウ属)。
コバノタツナミ(小葉の立浪)というのかもしれません。





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タツナミソウには、
ほかにも、
ヤマタツナミソウ、オカタツナミソウ、シソバタツナミソウetc・・・、
いろんな種類があるそうですが、
おっさんはそんなことを厳密に追求する性格ではないので、
そういうのはお許しを、ムニャムニャ・・・。





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横から見ると名前の由来がよく分かりますネ。
実にうまいネーミング。





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今はまだツボミですが、
ここは群生が見られる、
おっさんだけの秘密の花園。

って、
べつに秘密にはしてないんですが、
道からちょっと覗き込んだら見えるんですが、
興味のない方は意外と気がつかないようですね。
ま、そりゃそうか。





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3つの密を避けてのことでしょう、
今まで老人ばかり(人のことは言えないがネ)が目についたおっさんの散歩コースも、
家族連れやカップルをよく見かけるようになりました。
普段、町にしか行かない人たちが野に出て、
自然と親しむ機会になるのなら、
ある意味「塞翁が馬」かな?とも思う今日この頃、
皆様、どうぞお元気で。

それではまた。




Commented by pallet-sorairo at 2020-04-16 21:06
らせん状のフデリンドウ、素晴らしいです!
こんな美しいフデリンドウはじめて見ました。
うっとり(^^ゞ
Commented by burantei at 2020-04-17 08:36
> pallet-sorairoさん
コメントありがとうございます。
このツボミの美しさには、
私も今年始めて気付きました。
あちこちにある自然の素晴らしい細工・・・、
気付いていない美がまだまだ沢山あるんでしょうね。
Commented by noranekohouse at 2020-04-26 21:58
こんな素敵な花達に出逢えるなんて
羨ましい限り・・・
撮影地は一体何処なんでしょうか

 訪れてみたいものです
Commented by burantei at 2020-04-27 08:37
> noranekohouseさん
コメントありがとうございます。
撮ったのは北九州市の野道です。
でも特に九州の花というわけではなくて、
タツナミソウは北海道以外に、フデリンドウは全国的に、
どちらもありふれた花のようですよ。
きっとお近くでも見つかるのでは?
by burantei | 2020-04-16 19:17 | 草花・自然 | Comments(4)

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