2020年 03月 22日
近頃見かけた花【3月】
これ、なにかご存知ですか?
私は最初カニとか虫とかが、
泡を吹きつけたのかと思いました。
こんなソフトクリームみたいなカタチのもありました。
正体はニワトコ(接骨木)の花です。
ニワトコという名前は知ってても、
これがそうだと知ったのはほんの数年前。
これが花?という感じですが、
近づくと、
ほらね、
泡のひとつひとつが花です。
なんだか不思議な気がしませんか?
え?そうでもない?
そうですか・・・。
ヒサカキ(姫榊)
こちらも小さな花がビッシリ。
そこら中にこの花の匂いが漂ってます。
「ガスの匂い」なんて言う方もいらっしゃるようですが、
昭和のおっさんとしては、
いい匂いとも思いませんがイヤな匂いでもなく、
この匂いを感じると「ああ〜、春だなぁ〜」と思います。
キブシ(木五倍子)
こちらも小さな花がビッシリ集まって、
まるで縄暖簾のようです。
なにもそこまで懸命にビッシリ咲かなくても、
という気もしますが、
本人にはそれなりの事情があるんでしょう。
トウダイグサ(燈台草)
これもひとつの花のように見えて、
小さな花の集まりです。
何を考えてこういうカタチになったのか?
と訊いてみたい気もしますが、
本人にはやはりそれなりの事情があってのことでしょう。
みんな必死に、懸命に、頑張って、
必然的にそうなってるわけでしょうから、
自分に理解できないからといって、
傍のものが気楽にあれこれ言うのは、
慎むべきだと思います。
(オッサン ナンカ アッタノカ?)
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)
ちょっと黄色っぽく見えるところが、
花でしょうか?
茶色いのが種でしょうか?
それを猫の目に見立てたんでしょうか?
なんだかよく分からない妙なヤツです。
おまけにわざわざ暗い湿ったところを、
好んで生えてるみたいだし。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
妙というなら、
この花も妙なカタチですね。
でも妙だというなら花はどの花もすべて妙ですね。
知ってる漢字でもじっと眺めてると、
どうしても間違ってるように見えてくるという現象がありますが、
それと同じように、
どの花もじっくり眺めると、
どんどん妙なカタチに思えてきます。
ケマンのなかま
シロヤブケマン(白藪華鬘)というほど白くないし、
ムラサキケマン(紫華鬘)というほど紫でもないし、
と迷ってるわけですが、ま、ここはひとつ、
おおざっぱにケマンのなかまということで。
それにしてもケマンというその名前も妙な名前ですね。
ほかに黄色いキケマン(黄華鬘)もあります。
スミレ(菫)のなかま
スミレというのは、
本来「スミレ」という固有の種類があって、
その花だけを指すんだそうです。
ですからほかのスミレは、
なんとかスミレとかかんとかスミレとか、
言わないといけないんでしょうが、
どうもスミレの見分けは苦手です。
ここはスミレのなかまということで。
つらいことからはすぐに逃げる性格です。
クサイチゴ(草苺)
遠い昔、
小学校で習った花のつくりは、
沢山の雄しべに雌しべがひとつというものでしたが、
いざ世に出てみると、
なかなかそんなに単純にはいかないようです。
花だと思ってたのが実はガクだったりとかね・・・。
ま、それが世の中ですね。
(ヤッパリ ナンカ アッタノカ?)
この花も一見普通に見えますが、
よく見ると雌しべがすごく沢山!
それがイチゴのつぶつぶになるわけですね。
ネコヤナギ(猫柳)
ということでおしまいは、
いかにも春!のネコヤナギ。
これも言い出したら雄株と雌株があって・・・、
とか、ややこしいことになりそうなので、
深追いはやめましょう。
ということで、
とりあえず、
春ですね〜、
猫ですね〜、
ああ〜幸せ!ということにして、
今回はこれでおしまい。
なかなかコロナがおさまりませんが、
風通しのいいところにいれば大丈夫との情報を頼りに、
おっさんはせっせと野を歩いています。
皆様方も、
どうぞ、お身体大切に
お過ごし下さいますように。
by burantei
| 2020-03-22 18:56
| 草花・自然
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