久しぶりの(だと思います)「木の実木の花」です。
「木の実木の花」は個人的に好きなシリーズでありまして、
いえ、シリーズというほどのもんじゃありませんが・・・。
木に花が咲いて実がなるという、
アタリマエといえばアタリマエのことが、
なぜか嬉しいんですね。
子供の頃遊び回った、
裏山でのワクワク感が、
蘇ってくるような気がします。
あの頃は、
食べられる食べられないに関わらず、
とにかくなにか実がなっていれば嬉しかった。
花が咲いたらまた嬉しかった・・・。
▲サンシュユ(山茱萸)ミズキ科ミズキ属
秋の実がまだ残っている枝に、
春の花が咲いているという、
なんとも豪華な場面に行き合わせました。
この黄色い花を春黄金と呼ぶそうです(赤い実は秋珊瑚)。
▲トサミズキ(土佐水木)マンサク科トサミズキ属
この時期、
サンシュユと同じく黄色い花を咲かせているトサミズキ。
名前はミズキでもミズキ科ではないんですね。
逆にサンシュユはミズキ科。
よく見るとなんとも複雑なカタチの花。
これは8個以上の花が集まってるんだそうです。
▲ボケ(木瓜)バラ科ボケ属
幼い時にこの花の名を覚えたのは、
名前が名前だもんで、
子供心に不憫に思ったんでしょうね。
もちろんこのボケは惚けじゃないんですが。
▲アオキ(青木)アオキ科アオキ属
アオキは雌雄異株なんですね。
実がなるのは雌株。
というようなことは、
この年(どの年?)まで知りませんでした。
別に知らなくてもいいんですけどね、
知ったからってどうということもありませんし。
でも知ると少し嬉しいというフシギ。
▲フイリアオキ(斑入り青木)アオキ科アオキ属
庭木でよく見かける斑入りですが、
一応山で自生してたもの。
「斑入り」は「ハンイリ」と読むのかと思ってましたが、
「フイリ」なんですね。
あっ、しつっこいですね、
スミマセン!
▲ヒサカキ(姫榊)サカキ科ヒサカキ属
子供の頃、春に野山を歩くととどこからともなく漂ってきて、
正体がわからないまま「山の匂い」と呼んでいた独特の匂い。
このヒサカキの雄花が発生源と知ったのは大人になってから。
春は名のみの風の中で、虫を集めようとして放つ匂いだそうです。
▲ヤツデ(八つ手)ウコギ科ヤツデ属
子供の頃は竹鉄砲の玉によく使ってたこの実。
あらためて眺めてみると、
性格の良さそうな、
なかなか可愛いキャラクター。
▲ヤマツツジ??(山躑躅)ツツジ科ツツジ属
もうすぐにでも開きそうなツボミ。
いよいよ春です。
▲ニワトコ(接骨木、庭常)ガマズミ科ニワトコ属
ニワトコも、カニのアブクのような花をつけ始めました。
やっぱりとうとう春です。
まだ寒の戻りとかいうのがあるんですかね?
石油ストーブの灯油がなくなりかけてまして、
でも買い足したら余ってしまいそうで・・・。
使い切ってしまわなければと、
汗をかきながら石油ストーブをつけてるという、
そんな愚かな春も、
何度かあった人生。
う〜む、悩ましいところです。